アジアのやきもの―中国と周辺国々の陶磁器
2017/10/16
特別展

会期平成29年(2017年)10月21日(土)~12月24日(日)

会場:姫路市書写の里・美術工芸館
   〒671-2201 姫路市書写1223番地
   展示室B・C・A上・企画展示室

開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

観覧料:一般300円 大学・高校生 200円 中学・小学生 50円、20人以上の団体は2割引です。
11月18日(土)・19日(日)は「関西文化の日」に協賛し、入館無料

休館日:月曜日(休日を除く)、休日の翌日(土曜・日曜、休日を除く)


交通:姫路駅より神姫バス「書写山ロープウェイ」行きで終点下車、徒歩3分

 紀元前から高度な陶磁器文化をもつ中国は、土器、陶器、炻器、磁器にいたるまでの発展過程の中でも、常に世界をリードしてきました。そして、朝鮮、ベトナム、タイ、カンボジア、ミャンマー、フィリピン、日本などアジア各国に展開した陶磁器文化は、中国陶磁の影響を強く受けてきました。

 例えば高麗青磁で知られる朝鮮のやきものは中国の宋の時代の青磁を学んで作られ、宋青磁をしのぐともいわれています。また、タイでは13世紀末から14世紀にかけて、当時のスコータイ王朝が中国の元朝との交流を重ね、鉄絵や青磁作品の生産を盛んに行い、各国に輸出しました。安南(あんなん)陶磁とも呼ばれるベトナムのやきものは、中国の後漢時代の灰釉(かいゆう)陶磁を初め、15世紀頃には元から明朝初期の中国の青花(染付)を模したものがさかんに焼かれました。

 この展覧会では、中国と周辺各国の陶磁器約180点を展示し、その造形や色、技術などに見られる影響関係を探るとともに、各国の陶磁文化の独自性についても紹介します。

主な出品作品





主催:姫路市書写の里・美術工芸館、神戸新聞社
TEL 079-267-0301 
FAX 079-267-0304