国宝初音の調度
2017/12/18

 

・会期:

平成30年1月1日(月・祝)〜1月28日(日)

 ・展示場所:

文化交流展示室 第9室

・ 概要:

国宝「初音の調度」は、徳川三代将軍家光の長女である千代姫が、寛永16年(1639)、尾張徳川家二代光友に嫁ぐ際持参した調度です。「初音」という名称は、この調度を飾る文様が、『源氏物語』「初音」帖に題材を得ていることに由来します。金銀を贅沢に使い、高度な蒔絵技術を尽くして描かれた豪華な源氏の世界は、終日見ていても見飽きないことから「日暮らしの調度」と呼ばれたといいます。 今回は、この「初音の調度」のなかから、旅眉作箱(たびまゆつくりばこ)耳盥(みみだらい)輪台(わだい)渡金箱(わたしかねばこ)の3件とともに、同じく徳川美術館が所蔵する鏡台や櫛台などの化粧道具、福岡市美術館が所蔵する『源氏物語』をモチーフとした屏風、南部家ゆかりの婚礼調度などを合わせて展示いたします。


おもな展示品の紹介

国宝 初音蒔絵旅眉作箱 はつねまきえたびまゆつくりばこ

江戸時代・ 17世紀 徳川美術館蔵


展示作品

指定      作品名        所蔵     時代

国宝    初音蒔絵旅眉作箱    徳川美術館    江戸時代17世紀

国宝    初音蒔絵耳盥・輪台    徳川美術館    江戸時代17世紀

国宝    初音蒔絵渡金箱    徳川美術館    江戸時代17世紀
     
    松橘蒔絵鏡台     徳川美術館    江戸時代18世紀
      
   松竹蒔絵櫛台     徳川美術館    江戸時代18世紀
    
  菊折枝蒔絵旅櫛箱     徳川美術館    江戸時代18世紀
    
  源氏物語図屏風   土佐光起筆    福岡市美術館    江戸時代17世紀
    
  向鶴紋散牡丹唐草蒔絵調度    国(文化庁保管)    江戸時代18世紀

開館時間

日曜日・火曜〜木曜日 *月曜日は休館日
9時30分〜17時00分(入館は16時30分まで)

金曜日・土曜日【夜間開館】
9時30分〜20時00分(入館は19時30分まで)
閉館時間は変更されることがあります。


休館日

月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日)

1月9日、15日、22日、29日

 

個人料金

団体料金(有料の方が20名以上の場合)

大人

430円

220円

大学生

130円

70円


交通手段

鉄道: 西鉄を利用する

「西鉄福岡(天神)」駅から約35分
「西鉄福岡(天神)」駅から西鉄天神大牟田線(特急約16分/急行約19分)で「西鉄二日市」駅乗り換え、西鉄太宰府線(約5分)で西鉄「太宰府」駅下車、徒歩で約10分(*特急/急行料金不要)

鉄道: JRを利用する

 熊本、佐賀、大分方面から
JR「二日市」駅下車。 「JR二日市駅からのアクセス方法」を参照。

1. 徒歩(約12分)または西鉄バス(約6分)で「西鉄二日市」駅へ、「西鉄二日市」駅から西鉄太宰府線利用。西鉄「太宰府」駅下車、徒歩で約10分

3. 西鉄バスで九州国立博物館まで約30分(*1時間に1本運行)

 

自動車: 

太宰府IC または 筑紫野IC から高雄交差点経由で約20分

博物館の住所

九州国立博物館
〒818 - 0118 福岡県太宰府市石坂4 - 7 - 2
 092 - 918 - 2807(代表)