泉屋博古館 企画展  うるしの彩り―漆黒と金銀が織りなす美の世界
2018/06/29

泉屋博古館 企画

うるしの彩り―漆黒と金銀が織りなす美の世界

201862日(土)- 716日(月・祝)


 漆工芸は日本を代表する工芸美術であり、古くから日本人の生活を豊かに彩ってきました。金銀の蒔絵や青貝の象嵌、七色に光る螺鈿など独特の美の世界を創造し、愛玩されました。

その中には意匠に古典文学を主題としたものもあり、鑑賞に一層の奥行きをもたらしています。匠の精緻な技と洗練された意匠が融合した日本の漆工芸は、まさに世界でも類を見ない独自の美術といえます。

 本展では、住友家に伝わった日本、琉球、朝鮮、中国の漆工芸品の中から、茶道具や香道具、そして近代に製作された華やかなおもてなしのうつわをご紹介します。茶道や香道、能楽などの伝統文化の世界で重用された作品や、京都で作られた雅な会席具や書斎を飾る硯箱など、おもに賓客をもてなす場で使われた華やかな調度をご紹介するとともに、文人たちが愛玩した中国や琉球の作品もあわせて展示します。変化に富んだ華麗な漆の世界をお楽しみください。(展示替えなし)

主な展示品:

象彦 扇面謡曲画蒔絵会席具より 丸盆

大正時代・20世紀 泉屋博古館

龍図堆黄盆

明時代・万暦17年(1589)  泉屋博古館

狩野常信 紫式部・黄蜀葵・菊図

江戸時代・18世紀 泉屋博古館

池田泰真 野菜盛籠図額(部分)

1902年頃 泉屋博古館分館


黒漆青貝芦葉達磨香合

明時代・16世紀 泉屋博古館分館

戸島光孚 枝垂桜蒔絵手箱

大正時代・20世紀 泉屋博古館分館

柴田是真 軍鶏蒔絵文箱

江戸時代・19世紀 泉屋博古館分館

原羊遊斉 椿蒔絵棗

江戸時代・19世紀 泉屋博古館分館

インフォメーション

展覧会名             

うるしの彩り―漆黒と金銀が織りなす美の世界

主催      

公益財団法人 泉屋博古館/毎日新聞社

会場      

住友コレクション 泉屋博古館分館

〒106-0032 東京都港区六本木1-5-1

03-5777-8600(ハロ-ダイヤル)

会期      

2018年6月2日(土)- 7月16日(月・祝)

開館時間             

午前10時00分~午後5時00分(入館は4時30分まで)

休館日   

月曜休館(7月16日は開館)

入館料   

一般 800円(640円) / 学生600円(480円) / 中学生以下無料

 20名様以上の団体の方は(  )内の割引料金