湯のみ茶碗——ちょっと昔の、やきもの日本縦断旅
2018/08/26

開館40周年企画展

THE YUNOMI 湯のみ茶碗

-ちょっと昔の、やきもの日本縦断旅

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展覧会の概要

煎茶や番茶など、日常的にお茶を飲む習慣が一般に広まったのは江戸時代中期以降と考えられ、その頃から湯のみ茶碗が使われるようになりました。明治以降は各地の窯で陶磁器制作が盛んになり、地域性が豊かで意匠を凝らした様々な湯のみ茶碗が作られました。

 本展では愛知県陶磁美術館の開館40周年を記念して、坂口恭逸氏が明治末頃から昭和20(1945)年頃にかけて日本各地の湯のみ茶碗を収集した、坂口湯呑コレクションから約280点を紹介します。北海道から沖縄まで各地の多彩な技法や、各地の名工や作家の技が凝縮された数多くの作品が見どころです。

湯のみ茶碗は日本人に最も親しみある「やきもの」のひとつです。是非、御来館いただき、お気に入りを見つけ、お楽しみいただければ幸いです。

主な展示作品

《相馬駒焼 福島県》 鉄絵駒図湯呑茶碗  十三代 田代清治右衛門 

《益子焼 栃木県》 塩釉陰刻山図湯呑茶碗  浜田庄司

《九谷焼 石川県》 青手九谷山水図共蓋湯呑茶碗  初代徳田八十吉

《瀬戸焼 古瀬戸窯 愛知県》 織部写共蓋湯呑茶碗 三代加藤作助

《清水焼 鐘渓窯 京都府》 辰砂藍絵花鳥文湯呑茶碗 河井寬次郎

《水月焼 愛媛県》 色絵陽刻蟹文湯呑茶碗 好川 亀

《有田焼 佐賀県》 赤絵染付柿絵共蓋湯呑茶碗 十二代酒井田柿右衛門

《壺屋焼 沖縄県》 染付鉄絵唐草文湯呑茶碗 制作者不明

会期       平成30年9月1日(土)から10月21日(日)まで

会場       愛知県陶磁美術館 第1・第2展示室

開館時間              午前9時30分から午後4時30分まで(入館は午後4時まで)

※9月1日(土)は開会式のため、観覧は午前11時より

休館日    毎週月曜日(ただし、9月17日(月・祝)、9月24日(月・振休)、10月8日(月・祝)は開館し、 9月18日(火)、9月25日(火)、10月9日(火)は休館)

観覧料    一般600円(480円)・高校・大学生500円(400円)・中学生以下無料 

※( )内は20名以上の団体料金

[所在地] 〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234 番地