香雪美術館 企画展 川喜田半泥子を育てた名品――石水博物館の茶道具
2018/10/23
香雪美術館
企画展 川喜田半泥子を育てた名品―石水博物館の茶道具―
2018年10月13日(土)〜12月23日(日)


●会期    2018年10月13日(土)~12月23日(日)
※作品保護のため、一部展示替えを行います
●休館日    月曜日
●開館    午前10時~午後5時(入館午後4時30分まで)
●観覧料    一般 800(600) 円、大高生500(400)円、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
●主催    公益財団法人香雪美術館、朝日新聞社
●特別協力    公益財団法人石水博物館

 石水博物館は、伊勢国・津を本拠とした川喜田家の歴代当主が収集した茶道具、日本画、洋画、古典籍、錦絵、伊勢商人関係の歴史資料などを所蔵する博物館です。
 川喜田家は、寛永年間(1624‐45)、江戸の玄関口・日本橋大伝馬町に木綿仲買の店を構えたのち木綿問屋として発展し、その大店は人脈や文化教養の拠点となりました。当主たちは、商いが軌道に乗ると様々な趣味をもち、京都に隠棲して和歌を詠み、茶道を嗜み、中には本居宣長[の門人となって国学を学んだ者もいました。奇想の画家と呼ばれる曾我蕭白の伊勢遊歴時代の作品も伝わっており、パトロンとしての一面もしのばれます。こうした活動は、最先端の情報を得る重要な場でもあったのです。同家16代当主の川喜田久太夫政令(号:半泥子、1878-1963)は、このような文化的土壌に育まれ陶芸家としても活躍しました。
 本展では、代々の当主が、その経済活動や幅広い交流の中で入手し今に伝える貴重な名品の中から、茶道具に焦点をあてて紹介します。

香雪美術館
●〒658-0048 神戸市東灘区御影郡家2丁目12-1
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