東京國立博物館 特別企画 「中国近代絵画の巨匠 斉白石」
2018/10/28

東京國立博物館    日中平和友好条約締結40周年記念 特別企画

「中国近代絵画の巨匠 斉白石」

 2018年10月30日(火) ~ 2018年12月25日(火)

日中平和友好条約の締結40周年を記念し、日本初公開となる北京画院(ぺきんがいん)の所蔵品を通じて、中国近代絵画の巨匠・斉白石(せいはくせき)の人と芸術を紹介する展覧会を開催します。斉白石(1864~1957)は、現代中国で最も有名かつ人気のある画家の一人です。湖南省湘潭(こなんしょうしょうたん)の農家に生まれ、はじめは大工・指物師として生計を立て、のちに画譜や古画を熱心に学び、写生に励み、やがて北京に活動場所を定めて、画家として大成しました。北京画院は中国で最も古く、規模の大きな、近代的美術アカデミーの一つです。創作と研究、人材の養成を通じて、中国美術界の発展と、文化を通じた国際交流に努めてきました。また、初代名誉院長に斉白石を迎え、その優品を多く所蔵することでも知られています。

日中両国の友好関係の継続ことほぐ年に、中国に所蔵される斉白石の名品を日本に招いた大規模な展覧会を開催できることを喜ばしく思います。本展の開催にあたり、多大なご協力を賜りました北京画院をはじめ、関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。また、これを機に、日中両国の相互理解がさらに深まることを願っています。

展覧会のみどころ

延年酒図  斉白石筆 中国  20世紀 北京画院蔵  [後期展示]

菊花群鶏図  斉白石筆 中国  20世紀  北京画院蔵  [後期展示]

工虫画冊(第一図:白花と鳳蛾)斉白石筆 中国  1949  北京画院蔵  [前期展示]

蝦図  斉白石筆 中国    20世紀  北京画院蔵  [前期展示]

借山図(第三図)  斉白石筆 中国    1910  北京画院蔵 [前期展示]

清平福来図  斉白石筆 中国       20世紀  北京画院蔵  [後期展示]

開館時間        9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)

(ただし、金曜・土曜、10月31日(水)、11月1日(木)は21:00まで開館)

休館日  月曜日(ただし、12月24日(月・休)は開館)

観覧料金        一般620円(520円)、大学生410円(310円)

( )内は20名以上の団体料金
交  通  JR上野駅公園口・鶯谷駅南口より徒歩10分

東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分

主  催  東京国立博物館、北京画院、朝日新聞社

後  援  外務省、文化庁、中国大使館、中国文化・観光部、北京市文化局、中国対外文化集団

お問合せ  03-5777-8600 (ハローダイヤル)