size:12cm x 13.5cm
明治・大正期の陶工として有名な初代蘇山の作品です。青磁を得意とし、紅魚の図柄は、蘇山の作品によく見られる意匠のひとつです。優しく揺れる水草の横を群れ泳ぐ可愛らしい魚は愛嬌のある表情をしています。青く澄んだ水を思わせる明るい青磁の色は光の反射で美しく変化し、また魚を獲る網目を意識した火屋も繊細な仕上がりで香炉全体の姿を惹き立てています。